アジア

#02北京トランジットと万里の長城|アメリカ鉄道の旅2011

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12月25日
羽田空港を出発して約4時間、飛行機は定刻通り北京空港に到着しました。日本とは1時間の時差があり北京は11:30。タラップで地上に降りバスにて空港ターミナルに移動のようです。

初めての国、初めての空港なので勝手がわからずとりあえず人の流れについていく。北京オリンピックの時に作ったというターミナル3はとにかく広い。モノレールのようなもので移動した。ところどころに中国っぽいオブジェが置いてあり異国情緒を盛り上げてくれる。
さて今日はこのトランジット(乗継)を利用して夜まで北京観光です。ロアンゼルス行きの便は21:35なので、猶予はたっぷり8時間あります。北京観光の足としてあらかじめチャーター車を予約していました。勝手のわからない土地で限られた時間で効率的に観光するには、これがもっともベストだと思い、1人ではちょっと割高だけどフンパツ。8時間まで車1台13000円。(チャーター車はAlan1で予約しました>北京のオプショナルツアー予約Alan1 )
入国審査を終えてまずは両替。空港内の両替所で5000円を両替したところレートは1元=13.4円でで372元でした。でもこの両替所は手数料58元(約777円)もとられて目減りしてしまった。便利な場所にある両替所は概して手数料が高い。
ゲートを出ると私の名前が書かれたボードを持つドライバーさんをすぐに発見。無事合流です。一見、真面目そうなおじさん。予約したプランではドライバーは日本語を話せないはずなのに、このドライバーさんはなかなか日本語が堪能!たまたま人手が彼しか空いていなかったとかなのかな。いずれにせよラッキー(日本語できるドライバーさんだと割高だったのだ)。
彼は私の荷物を持ってくれるとさくさくと駐車場に歩き出しました。追いかけるように後ろからついていきます。駐車場に停まっていたのは黒塗りのセダン。

さぁ、出発です!まず向かうは「万里の長城」
空港からは約1時間半くらいかかるとかで、しばしドライブを楽しみます。

「いい加減なイメージの強い中国だけど、北京の高速道路はなかなか普通ではないか」
そんなことを思いながら車窓風景をぼんやりと眺めていると、田んぼが続く平原の中に突然、違和感のある巨大な施設が出現しました。洋風のお城??

「運転手さん、あの建物はなんですか?!」
「ああ、遊園地ですよ。でもお金が無くなっちゃって途中で建設をやめちゃったようで今は使われていません」
なんとまぁ、計画性のないことで。その”遊園地予定だったもの”の外壁はもうかなり出来上がっていて、奥のほうに見えるメインの建物であろう大きなお城は建設途中で骨組みが見える。ここまで作っておいてもったいないなぁ。あとから調べてみたら、これが一時記話題になった「ディズニーランドパクリ施設」だったらしい。
いきなり中国らしさを目の当たりにし、いいぞいいぞと変に盛り上がってきたところで気がつけば車はすっかり山の中。よく見れば、周りの山々にすでに「万里の長城の一端」が見えているではないか。
「あれ、万里の長城ですよね??」
「そうですよー、ちょっと停まりますか?」
高速道路の途中にあった有料パーキングで車を止めてもらい、車をおりて観賞タイム。

ここでちょっと万里の長城見学について解説しよう。
誰もがご存知のように万里の長城はすんごい長いので、見るだけならいろんなところから見ることができる。でもせっかくなら実際に自分の足で登って塀の上を歩きたいもの。万里の長城には観光用に整備された入場ゲートがいくつか用意されている。北京から行くことができるのは数か所あるが、その中でも一番人気なのが「八達嶺長城(はったつれいちょうじょう)」だ。アクセスが良くて景色が良いのが人気の理由らしい。私が向かっているのはここ。
▼位置関係。左上マーカーが八達嶺長城。右マーカーが空港


より大きな地図で 2011USA を表示

北京空港をでて走ること約1時間半、13:30ごろに八達嶺長城に到着。駐車場の周りにはお店がたくさん並んでいて観光バスなども停まっておりなかなかにぎやかだ。
ドライバーさんに案内してもらって窓口でチケットを購入。購入したのは入場券(45元/約600円)とロープウェー往復チケット(80元/約1000円)。八達嶺長城の長城は高い山の上にあるためロープウエーで登るのだ。(スライダーという乗り物もあり)。

▼ロープウェーでかなり高いところまで登ります

約15分ほどで山頂に到着。ロープウェーを降りてトンネルを抜けるとゲートがあるのでそこで入場券を見せて入ります。

そして目の前に広がる万里の長城。感無量。

はんぱない急こう配なので足元にはご注意を。

ここ八達嶺長城はロープウェーで入場した地点から、「男坂」と「女坂」に分かれて好きなほうに登ることができます。その名のごとく「男坂」のほうが勾配がきつく大変で「女坂」のほうが緩やかです。ひたすら急な階段と坂を登ることになるので体力と相談して歩きましょうネ。
ちなみに私いくらはどちらにもいかず、入場した地点でうろうろしたのみでしたがそれでも十分堪能できました。
30~40分ほど見学したのち他にも行きたいのでロープウェーで降りることにしましたが、帰りは大混雑で長蛇の列になっていました。並ぶこと20分、やっと順番がきて駐車場に戻ったのは15:00ごろ。
万里の長城を後にして北京市内に向かいます。北京といえば有名な「天安門」とそれに続く歴史遺産「故宮」、これは外せない。でも冬季の開館時間は16:00まで。ちょっと間に合いそうにありません。そこで、中に入ることはあきらめて向かったのは「景山公園」。この公園は故宮のすぐ裏手にの小高い丘の上にあり、故宮を一望できるスポットなのです。せめて全体像だけでも拝もう。
万里の長城から車を走らせること1時間半、北京市内に入ると大きな建造物も増えにぎやかになってきました。渋滞にまきこまれつつ、景山公園についたのは16:30。


より大きな地図で 2011USA を表示

ドライバーさんは駐車場で待っていてもらい、1人公園に入り散策です。故宮が見える丘の上をめざしえっちらおっちら登ります。日が沈みかけた夕暮れ時のベストタイム。登ること15分。
「・・・うわぁ」
故宮というところが、こんなにも広大なその様相を今に残しているなんて知らなかったよ。

しばし見入る。
日が暮れてだんだんと寒さが増してきました。日中はそんなでもなかったのにこれが北京の気候なんだね。持参したカイロで暖をとりながら景山公園を降ります。だんだんとライトアップされ始めた街がきれいでした。

駐車場に戻ったのは17:30。少し早いけれど空港に戻る方向に車を出してもらいました。渋滞も心配だしね。道中に天安門広場を通ってもらい車の中見学&撮影。有名な毛沢東さんの生写真、でかいねー。

「北京はほんとうに見どころがいっぱいあるんですよ。1日じゃ回りきれない。またぜひ来てください」
「そうですねー、今度はゆっくり時間を取って再訪したいです^^」

空港への道のりは順調で18:30ごろに到着しました。ここでまず精算です。高速道路代や駐車場代は別なので現金で支払います。125元(約1675円)でした。
「ところで荷物はこれだけなんですか?」
あまりの少ない荷物に驚かれつつ、ドライバーさんとお別れです。
いつかまた再見!

ロサンゼルス行きの便は21:35発なので3時間近く余裕があります。そういえば北京についてから観光に夢中になっていて飲まず食わず。おなかもぺこぺこです。元も少し残っているし何か食べよう。
チェックインを済ませた後レストランに入り夕ご飯。やっぱり中国らしいものを食べたいよねと入ったのはチャイニーズレストラン。で、注文したのは予算内だったこちらの料理。

お肉と野菜が入ったあんかけごはん。味は微妙で(´~`)チョイスミスか。紅茶とセットで57元(約760円)でした。これで元もほぼ使い切り。

さぁつぎはロサンゼルスです!
飛行機は定刻より30分ほど遅れて出発しました。

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