ドイツ鉄道の旅’99

ローテンブルクの街|ドイツ鉄道1人旅~ロマンチック街道をゆく~

*このページには自動広告が表示されます。広告により無料で情報提供しています


この手記は、いくらが大学時代にドイツを旅した1999年の記録です。今回

は、滞在しているニュルンベルクのユースホステルから始まります。

2月10日(水)

今日も朝起きたのは4時頃だった。同室の3人はまだ寝ている。
窓の外は真っ暗。しばらくおとなしくしていたが、シャワーを浴びに部屋をそっと出た。旅先での朝風呂は日課なのだ。さっぱり。
さて、支度するにはまだ早いのだが、眠れないし昨日の書きかけの日記を書くにも真っ暗で書けない。することもなくしばらく布団でボーとした。
6時過ぎて着替えてメイクしてコンタクト(コンセントなくてずっと煮沸してないまま使ってる。ヤバイ?)入れてOK!
7時過ぎてから朝食を食べにロビー階へ降りた。食堂にはまだ誰も居なく、一番乗りだったようだ。ここもやはりセルフのコンチネンタル。でもパンもハムもチーズもいろいろな種類が置いてあってなかなかGOOOD!おなか減ってて、てんこもりに食べてしまった。食堂は広くてキレイ。レンガの壁際の落ち着ける席に座った。
食後のココアをゆっくり飲みながら回りをリサーチ。だんだん人が増えて賑やかになってきた。
3割ぐらいは日本人だ。二人組みの日本人女性の席に一人の日本人男性(ともに同い年ぐらい)がついていろいろ話が盛り上がっていた。その横を通りすぎココアのおかわりを注いで席に戻った。しばらくガイドブックを読んでから部屋へ戻った。部屋の窓から外を見るととてもステキなパノラマが広がっている。
早朝の朝もやの中の街はとてもメルヘンチック!写真を撮った。時間はもう8時を過ぎていた。
いつもより今日はゆっくりだ。同室の子たちとおしゃべりしながら出発準備をして、
9時過ぎに一足先にチェックアウトして一人宿をでた。
 良い天気!早朝の街はしっとりと静まり、またイイ感じだった。今日は移動距離が少ないので
(ローテンブルクの街へ行く)少しゆっくり街を歩くことにした。店がオープンするのは10時ぐらいかららしいので、まだ街は寝静まっている。“デューラーの家”の前を通りかかったがやはりまだ開いていなかった。
教会はもう入れるようなので入ってみた。おばさんがぱたぱたとオープンの準備をしてたが入ってきた私に気にする風もなかった。祭壇前の椅子に座った。教会は大好き。キリスト教信者でなくても、信教のすごさを思い知る。教会に居ると言い知れぬ感動で胸がいっぱいになる。聖地だと思う。スケッチブックを取り出しおもむろにスケッチを始めた。しかしどうも集中できないのでやめた。
外へでた。去りがたいけれど、もう充分ニュルンベルクは満喫できた。
ステキな思い出を胸に駅へ向かった。サラバ。
 今日はローテンブルクへ向かう。小さな街だが、最近は日本でも人気の観光地となってきているらしい。
ニュルンベルクからは1時間程度で行ける距離だ。ローテンブルク行きの列車は11時43分発。
まだ1時間あるので時間つぶしに駅のマクドナルドに入った。どこの国にもあるお馴染みマック。
しかし国によって置いているものがびみょ-に異なる。私はココアとドーナツ(があるのよ!)でいっぷく。ビールも置いてあるあたりドイツらしい。イタリアのマックにはピザがあったし、お国柄ですねえ。(日本ではオニギリ置くとかすれば面白いのに「オニギリマックセット!¥500」なんちゃって)ガイドブック見たり、日記を書いて時間をつぶした。
時間近くになって、ホーム(No15)へ向かうとすでに列車は止まっていた。列車はがらがらにすいていた。5人席のコンパートメントに入る。他には誰も居ない。 時間になって列車は静かに発車した。ローテンブルクへは2度乗りかえる。まずここから25分の“アンスバッハ”で“ヴェルツブルク”行に乗り換えて約20分“ シュタイナッハ”で降りる。そこでローカル線に乗り換えて約15分、終点がローテンブルクだ。シュタイナッハでは乗り継ぎが悪く30分待った。そこで日本人女性二人乗り合わせたので一緒した。
彼女たちは卒業旅行で今日アメリカからここに来たとか、すごいスケジュールだな。1時頃出発して15分後ローテンブルクに到着した。
ローテンブルクの駅から市街は少し離れているが、たいした距離でもなさそうなので歩いて行く。二人も一緒。 1キロ程歩いたか、街の城壁が見えた。“人気の観光地”と聞いていたので少し期待でワクワクした。城壁の入り口は古めかしい遺跡のような感じで、しいていえばデズニ-ランドのトゥーンタウンへ入るような気分だ。

しかし、城壁をくぐると私の期待はどんどん消えて行った。なぜか。
まず街に活気がない。あまりにも静かだった。それゆえか雰囲気が寒く冷たい。温かみを感じない街だった。そんなことを考えながらとりあえずYHを目指した。大体の感で地図を見ずに歩いて行ったが、少し分からなくなってきた。
そのとき、向かいから自転車でやってきたお兄さんが不意に話し掛けてきた。最初聞き取れず、聞き返す。「Aer You go to YH?」「yha!」。驚いた。どうして分かったのだろう。彼は親切に教えてくれた。“すぐそこ曲がった500m先だよ”と。なんて親切な人なんだろう。聞いてもいないのに悟って、教えてくれるなんて。まあ確かに一人でこんなとこでキャリーバック転がして歩いてればどこに向かってるのか分かるか。 しかし、その一件でさめかけた心が一気に温かくなった。
 おかげさまでYHにたどり着いた。入り口では数人の男性がたむろってたが、親切にドアを開けてくれた。と思ったらどうやら受け付けのお兄さんだったようだ。一緒に中に入り、カウンターへ。部屋はがら空きのようで余裕で泊まれるようだ。よかった。手続きしていくつか英語で説明を受ける。7割ぐらいしか理解できなかったが、とりあえず「OK」といってシーツ(ピンクでカワイイ)を受けとって部屋へあがった。RoomNo.14、4階だった。ガイドブックには12人部屋とあったが、 指定された部屋は3人部屋だった。天井が斜めってて屋根裏風。一応洗面もついていて狭めだが、悪くはない。荷物を置いて一息ついてから、とりあえず観光にくりだすことにした。YHをでて街の中心へ向かう。
ひとけのない街だ。地元の人はあまり見かけず、いるのは観光客ばかり。それもほとんど日本人。
なんだかつまらない。店らしい店もあまりなく、あっても営業してるのかもわからないほど静か。
ためしにすれ違った日本人(若い女性グループ)に「こんにちわ!」って挨拶してみたが、ロクに反応がない。
期待はすっかり失われた。

 “中世犯罪博物館”とやらに入ってみた。入場料6DMでなかなかおもしろいものが見れた。
中世の時代に使われていた拷問具などの展示だ。

<中世犯罪博物館>
ドイツ唯一の犯罪博物館。主にドイツにおける過去約700年(12~19世紀)にわたる立法や司法(拷問、死刑、名誉刑等の処罰)の歴史を4階からなる面積約2000㎡に、3000点以上の展示品をもって明らかにしました。当時、掟や決まりにそむけばどういった罰が待ち構え、どう制裁が加えられたかがが分かります。(パンフレットより抜粋)

展示品でおもしろかったのは
●辱めのマスク・・・間抜けな顔のマスク(鉄製、木製)。なんかさらし者刑で使うらしい
(まるで罰ゲームにでも使うかのような変なマスク。笑える)
●ロバ・・・本当にあるとは思わなかった。
●針の椅子・・・木製の棘がいっぱいついている椅子。痛そう! 
博物館を出た。すぐ隣の教会からパイプオルガンが聞こえたので入ってみた。誰もいなかったが、階段の上のフロアでオルガンを練習している風な女性がいた。 教会で聞くパイプオルガンは本当にすばらしい。感動する。椅子に座ってしばらく聞いていたが、練習を止めてしまった。あれれ、気にさわったかな。出ることにした。
 それからとりあえず街をグルッと廻った。とくにめぼしいものはなかった。ふと見つけた美味しそうな焼き菓子屋さんに立ち寄った。 ローテンブルク名物“シュネーバル”(脳みそみたいな形のドーナツ?)をかった。店のおばさんはとても親切な対応だった。買い食い、うんウマイ。

散歩適当に歩いて行くと公園にでた。ひとけのないステキな公園だ。高台にあって景色もいい。
あとから日本人の夫婦が写真を撮ってくれた。「ステキなところねぇ」とおばさんはしみじみとした感じでつぶやいた。
この街がお気に入りのようだ。
 公園を一周して、街ではなく、下へ降りて行く散歩道を進んだ。犬の散歩をしている人とすれ違った。道は川のそばを通り大通りにでた。少し街から離れたところだったので街に戻った。YHの近くに出たが、まだ戻るには早いのでもう少し廻ることにしたが、もう行くところがない。どうしたもんかとさまよってるとおしゃれな一件のカフェが。コーヒー6DMと安くはないが暇つぶしに入ってみた。店内には3人のおじさんグループのみお客がいた。若いお兄さんが一人でばたばたと店を回していた。

山積みのシュノーバル私は丸テーブルに座ってカフェラッテを注文した。 なかなかおしゃれな店内。しばらく居座ることにした。(喫茶店で1,2時間居座るのは日本ではしょっちゅうの私) 焼き菓子も売っていて、シュネ-バルも山積みにあった。しばらくすると1組、2組お客さんが入って少しにぎやかに。
5時頃になってお兄さんは看板をしまい始めた。お客も帰り出したし閉店なのかな。私はシュネ-バルを一つ追加で頼むついでに 「Is this cafe close?」と尋ねた。発音悪くて(文法もか)なかなか通 じなくてジェスチャーでなんとか通じた。「Yes」───でもゆっくりしてっていいよ、 と笑顔。あらステキ。シュノーバルウマイ。 お兄さんに頼んで写真を撮ってもらう。

「I want take pictur withthis」とシュノーバル持ってパシャリ。
もう一枚山積みのシュノーバルのまえで。5時半、カウンターの電気が消され、唯一残ってたカップルも帰り、私も残ってたお菓子を口にほうりこんでチェック。いい時間を過ごせた。
店を出てYHへ戻った。
部屋へ入る途中、同室らしい日本人の女性に会った。部屋の中にはその人たちの洗濯物がだーと干してあって、申し訳なさそうにあいさつされた。関西の人で二人での卒業旅行だそうだ。
もう一人女性(Kさん)がいた。その人は一人旅をしているとのこと。Kさんといろいろと旅の話をした。おだやかな人だった。
暇なのでYHを少し散策。そんな広い建物ではない。ロビーでポストカードを買った。売店があったのでジュースも買う。やたら日本人(若い。学生かな)が多くいてなんだかつまらない。
部屋へ戻ってからシャワーを浴びてさっぱり。お湯が熱くてありがたかった。
ベットで友人宛に葉書を書いた。同室の子たちが寝始めた。まだ9時前・・・。でもすることもないし、私も今日はいっぱい歩いて疲れたので寝ることにした。 少し肌寒いので、飛行機からこっそり持ってきてしまった、大きな膝掛けを羽織った。こうゆう時に使えると思って頂戴してきたのだ(笑)寝る前に日記を書く。
明日の予定はぜんぜん決めてないなあと思いつつ・・・。

「スカイスキャナー」で格安航空券を検索


私いくらがいつも利用している航空券比較検索サービス「スカイスキャナー」。公式のAPIを以下に埋め込んでいますので検索できます!旅の始まりはいつもここから。レッツサーチ!




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

マダム いくら+旅歴28年

投稿者の記事一覧

はじめての海外ひとり旅は19歳、フランス パリ。以来、旅歴約28年、世界45カ国140地域くらい。普段は会社員でWebデザイン&運用を生業としている。
いくらの詳細プロフィール>

関連記事

  1. 21歳ドイツ一人旅ロマンチック街道を行く鉄道の旅
  2. 21歳ドイツ一人旅ロマンチック街道を行く鉄道の旅-出発編
  3. 21歳ドイツ一人旅ロマンチック街道を行く鉄道の旅-ミュンヘン編
  4. 21歳ドイツ一人旅ロマンチック街道を行く鉄道の旅-フランクフルト…
  5. 21歳ドイツ一人旅ロマンチック街道を行く鉄道の旅-ドイツダッハウ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


Asia

カテゴリー記事一覧


PAGE TOP