エジプト・サウジ・マニラ旅'24

サウジアラビア「サウディア航空(Saudia)」ビジネスクラス搭乗レポート~座席や機内食

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日本人の99%が知らない、サウジアラビアの航空会社「サウディア航空」に搭乗したレポートです。今回は4月末~5月上旬のゴールデンウィークを利用して、マニラ⇄サウジアラビア(ジッダ・リヤド)⇄エジプト シャルムエルシェイクの区間4フライトをビジネスクラスで利用しました。サービスや座席、機内食などについてレポートします。
2024年現在のところ日本には就航していないので利用する日本人は多くはないかと思いますが、参考になれば幸いです。
マニラ発のこの区間は比較的リーズナブルで、GWという日本がピークシーズンでも関係なく、ビジネスクラスが約20万円、エコノミークラスが約10万円でした。なのでこの便に乗るためにあえて東京からマニラに一度出ています。サウディアの航空券購入や経緯については下記の記事で詳しく書いています。
サウディア航空の考察とビジネスクラスの予約購入Trip.com | いくら旅ログ (ikuranet.com)

サウディア航空の評判

サウディア航空はTripAdvisorの口コミ情報を見ると非常に評判が悪く、クレームの嵐(笑)。ざっと見ると下記のような内容が多いです。
・預け入れた荷物が紛失してでてこない。保証もない
・フライトの急な欠航が非常に多く代替え便もない
・サービスが最悪
恐ろしいですね…
これを見て最初はキャンセルしようかとも考えたものの、何事もものは試しだと搭乗を決行。冷静に考えれば、こういうことがあると事前に知っておけば対策も備えもできます。
しかし、ふたを開けてみればびっくりするほど素晴らしかったです!!他の中東系航空会社と謙遜のないサービス。100聞は一見にしかず。口コミ情報をうのみにしてはいけませんね。

空港でのチェックイン

サウディア航空はマニラ空港ターミナル1から出発です。チェックインカウンターでのチェックインでは少々手間取りました。
まず最初に、カウンターの前にいた事前チェックスタッフにいろいろ確認されたものの、行先の「シャルムエルシェイク」がどこにあるのか知らない様子。「エジプトですよ」と回答してサウジアラビアのトランジットビザも見せて何とか突破。次にカウンターでもビザについて聞かれ、持っていたサウジアラビアのトランジットビザを出すもそれだけじゃないようで、「エジプトのビザは持っていないのか?」と聞かれ、「いや、エジプトのビザは現地空港で取得できるんですよ」と返したものの、担当の女性スタッフは画面で確認したり、他の何人ものスタッフに確認をしていて時間がかかる。外国人のビザ要件をあまり把握していない様子。スタッフが経験と教育不足なのかな。
ともあれ、なんとかボーディングパスを発券してもらえて一安心。

サウディア航空SV871マニラ→ジッダ便

時間とターミナル:2330 MNL T1 ⇒ 0515 JED T1
機材:ボーイング787
座席:フルフラットポット
フライト時間:10時間45分

まずはマニラ発ジッダ行きの長距離フライトです。機材は新しめのボーイング787でビジネスクラスのシートはフルフラットポットタイプです!一番楽しみにしていたフライト。ほぼ定刻通りに搭乗開始です。

座席はあこがれのフルフラッドポット!席にはクッション、ブランケット、ヘッドフォン、ミネラルウォーターなどが用意されていました。ちょっと変わっているのは、シートベルトが車と同じような肩掛けタイプだということ。飛行機では初めて見ました( ゚Д゚)
サイドテーブルの中にはリモコンと電源などがまとまっていて使い勝手も良き。

搭乗してすぐに、おしぼりのサービスに始まり、サウディア航空名物のアラビックコーヒーとデーツのサービス。アラビックコーヒーはかなり癖のあるお味で、コーヒーと思って飲むとびっくりします。たとえようのないお味なのでいつかぜひご体験あれ。

それからアメニティポーチのサービス。なにかぎっしりアイテムが詰まったポーチをいただきました。最近提供を開始したスペシャルエディションだそうです。開けてみると、写真におさまらない充実の内容!定番のアイマスクや耳栓、靴下、スキンケア系のアイテムだけじゃなく、キーフレーム?やパスポートケース?、手鏡などなど、デザインが統一されていてかわいい。特に気に入ったのは、サウディアの飛行機モチーフが付いたUSBライトニングケーブル!?これはかわいいし実用的でうれしい。

でも飛行機を降りるときに周りを見てみると、このポーチをそのまま席においてく人が多かったです。ビジネスにのるブルジョアな乗客は歓喜してもって帰らないのね。。。そのポーチの行方も気になります。捨てられちゃうのかな。

次にメニュー表と食事のオーダーです。サウディア航空のビジネスクラスでは、機内食はメニューの中から好きなものを好きな時に好きなだけオーダーできるという夢のようなシステム。 中東系の航空会社がこのシステムをよく取り入れていますね。好きな時に、とはいっても一応決まった時間にオーダーの確認があります。離陸して飛行が安定した直後にスタッフが確認にきました。なやんじゃう!ディナーはこれとこれとこれ、朝食はこれとこれとこれを~、みたいに注文します。
メニュー表は英語とアラビア語のみなので、英語が苦手な私はGoogleさんのカメラ撮影翻訳で一瞬でトランスレーションです。Google様様~。離陸前のオンラインにいる間にやっときましょう。

まずは食前のドリンクサービス。「サウディアオリジナルのスムージー」をオーダー。ミックスナッツもついてきました。映画でも見ながらいただきましょう♪
ちなみにサウディアはイスラム教にのっとりアルコールは一切提供していません。アルコール好きな人にはちょっと残念かもですね。メニューの一部(翻訳済)を下記に入れておきますね。ノンアルコールのカクテルやワインなどがあるのでぜひ楽しんで。

そして機内食、ディナータイムです♪今回はサウジアラビアの定番料理という「チキンカプサ」をメインに、前菜セットとデザートもオーダーしました。ひとつひとつ陶器のお皿で提供されます。すごいボリューム!そして、おいしい

ディナーの後は寝てもよし、映画を見てもよし。シートをフルフラットに倒してくつろぎます♪
ちなみにモニターはなんと日本語対応。映画プログラムも充実。

映画を見ているとスナックサービスも。至れり尽くせりですなぁ。サウジアラビアのポップコーン、おいしい。あたたかいミルクティもいただいちゃいました。

一眠りした後は朝ごはんタイムです。事前にオーダーしておいたメニューは、「ダインバンガスのフライパン焼き」というちょっと珍しめの一皿。お醤油のみたらしっぽいソースをかけていただきます。うん、いけるぞ?それにフレッシュレモンジュースとパン。オートミールヨーグルトも追加しちゃいました。

そうこうしているうちに10時間はあっというま。もうまもなくジッダに到着です。

サウディア航空SV325ジッダ→シャルムエルシェイク便

時間とターミナル:1400JED T1⇒1540SSH T1
機材:A320
座席:フラットシート
フライト時間:1時間40分

次に、サウジアラビアのジッダからエジプトのシャルムエルシェイクまでの近距離国際線です。フライト時間は2時間足らず。ですがビジネスクラスのサービスには妥協はありませんでした♪

沖止めなのでバスで移動からのタラップ搭乗です。

エアバスA320、小型機ですが新しめの機材でビジネスクラスシートは快適そのもの。
ビジネスクラスはガラガラで、隣はだれもいませんでした。
搭乗してすぐに、おしぼり、アラビックコーヒー、デーツのサービス。

機内食もしっかりサービスがありました。短い時間でてきぱきと用意して、すごい。
食前の紅茶とミックスナッツから始まり、メインディッシュはお魚の料理をオーダー。ドリンクはノンアルコールスパークリング。デザートもおいしい

そしてあっというまにシャルムエルシェイクに到着です。

ビジネスクラス優遇で、飛行機を降りてからの移動のバスは他の乗客を待つことなくすぐに出発しました。ビジネスクラスの価値はこんなところにも。

サウディア航空SV328シャルムエルシェイク→リヤド便

時間とターミナル:1620 SSH T1 ⇒ 1845 RUH リヤド
機材: A321
座席: フラットシート
フライト時間: 2時間25分

次は帰国便です。まずはシャルムエルシェイクからサウジアラビアのリヤド行き。来るときはジッダ経由でしたが、帰りはあえてリヤド経由便にしました。せっかくなので別の空港も見たみたいという好奇心が理由。あと乗り継ぎ時間が短かったというのもある。

機材のエアバス321は古い型で座席もクラシカル。でも十二分ですね。
エジプトを出るときは来る時より厳しくて、タラップ搭乗の飛行機入口直前でもまさかの荷物検査。しかもそのあとさらに金属探知機での検査も。テロを警戒してなのか、こんなことは初めてでびっくりしました。

機内食。メインはビーフステーキをオーダー♪肉厚のお肉がボリューム満点。

サウディア航空SV862リヤド→マニラ便

時間とターミナル:2255 RUH リヤド T4 ⇒ 1350MNL マニラ T1
機材:ボーイング777
座席:フルフラットシート
フライト時間:9時間55分

最後に、サウジアラビアのリヤドからマニラへの長距離便です。約10時間のフライトですがビジネスクラスならあっというま。
来る時と違い機材がボーイング777で古い型なので、ポット型ではなくクラシカルなタイプでした。この便はビジネスもけっこう席が埋まっていて、隣の通路側にも乗客がいたので、出入りはその人をまたぐ形になるのでちょっと気を使いました。やはり787のポット型のほうがいいですね。

サービスは来る時と同じです。アメニティセットも同じものが配布されました。靴下を早速活用♪電源周りは窓側のちょっと奥まったところにまとまっていて、これは少々使い勝手が悪かった。

そして機内食も同じように、メニューから好きなものをオーダーする。
ディナーはシーフードの「カレカレ」というお料理をメインにアラビック前菜。おなかがそんなに空いてなくてデザートにはたどり着けず、残念。

朝食は、うっかり来る時と同じ「ダインバンガスのフライパン焼き」をオーダーしてしまった。違ものを食べてみたかったのだけど。
でも出てきた料理は味も盛り付けも来る時とは全然違った。そういうものなのね。こちらのほうがおいしかった。

シャルムエルシェイク空港出発時の詳細レポートは下記の記事にて

エジプト シャルム・エル・シェイク空港国際線ターミナル1とラウンジ

サウディア航空のマイレージとアライアンス

サウディア航空は独自のマイレージに加え世界三大アライアンスの一つ「スカイチーム」に加盟しています。JALの加盟するワンワールドでも、ANAが加盟するスターアライアンスでもないところが、日本人にはちょっと使いずらい理由の一つになりそうです。
スカイチームのマイレージはどこに貯めるか迷うところですが、おすすめはデルタ航空です。デルタ航空のマイレージは期限がないため永遠にためておくことができるからです。(ちなみにJALやANAは3年の期限あり)

今回のフライトで11524マイルほど、デルダ航空マイルにマージしました。

まとめ

以上、サウディア航空搭乗レポートでした!

悪い口コミ情報をみていただけに、期待値低めで臨んだところ、この充実のサービスは想定外の満足ぞですっかりサウディアのファンになりました。

後日レポートする、サウジアラビアの空港のサウディア専用ラウンジも、天国のようなサービスでした!お楽しみに!?

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マダム いくら+旅歴28年

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はじめての海外ひとり旅は19歳、フランス パリ。以来、旅歴約28年、世界45カ国140地域くらい。普段は会社員でWebデザイン&運用を生業としている。
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