【ブログ】リアルタイムレポートより:
間違いなく今回の旅の1番のハイライトであった。とにかくすべてに驚嘆した。
クリッペンシュタインKrippensteinは標高2100mにある山頂展望台。山頂からはユネスコ世界遺産であるダッハシュタイン山群の絶景を一望できる。(詳しくはWikipediaへ)
ガイドブックで知って、滞在しているオーバートラウンの街(ハルシュタット近郊)から近いし楽しそうだから行ってみようと公式サイトをチェックしたら、ちょうど滞在するこの5月5日が第二区間展望台がオープンの日。なんという幸運。ちなみにクリッペンシュタインは第三区間まである。
クリッペンシュタインにはロープウェイで登る。オーバートラウンの街からロープウェイ乗り場までは3キロほど。ホテルで昨日のように自転車を借りて行こうとしたら「急な坂道だからやめた方がいい」と言われバスがあることを教えてもらった。ありがとう!大きな荷物は宿で預かってもらって出発です。
駅前に行ってみるが、バス停が見当たらない。どこだろう?駅の壁には大きくDachsteinbahnの看板がありました。
きょろきょろしていると少し離れたところにそれらしきものがある。
「あれかな~?いってみよう」
それは確かにバス停でした。よかったよかった。でもわかりにくいよ~。
時刻表を見ると、ダッハシュタイン行きは平日/土曜は9:05、10:00、11:05、12:00、13:13、17:10の6本。
乗り場からの戻るバスの時刻も書いてあった。12:55か14:55となるとちょっと微妙な時間だなぁ。
ダッハシュタイン以外にもハルシュタットやバードイシュル行きのバスも止まるようだ。
10時発のバスでロープウェイ乗り場に向かう。少し遅れてやってきたのはとてもきれいな大型バス。他に客は乗っていなくて私たち2人きりで貸し切りだった。
ロープウェイ乗り場には15分ほどで到着。
チケットを買ってロープウェイに乗り込み出発です!
ロープウェイは第三区間まであるが、積雪の関係でこの日オープンしていたのは第二区間まで。人気の「ファイブフィンガー」は第二区間にあるのでここまででも充分。第一区間には「アイスケイブ(大氷穴)」「マンモス洞窟」という見所もある。チケットは数種類あり、私たちは”第二区間まで往復+氷穴または洞窟のどちらかに入れるというチケット(37ユーロ)” を買った。ロープウェイ往復だけなら26ユーロ。(2012年時点)
ロープウェイ公式サイト dachstein-salzkammergut.com/
▼ぐんぐん登るロープウエー。オーバートラウンの街が一望。
第一区間
ロープウェイはまず第一区間に止まりました。第二区間へはロープウェイを乗り換えることになります。
乗り換える前に第一区間にある「アイスケイブ(大氷穴)」「マンモス洞窟」を見ることにしました。両方を見ている時間はないので今回は「アイスケイブ(大氷穴)」に入ります!
▼第一区間のロープウエー乗り場には大きな建屋がありレストランやお土産やもある。
▼外に出ると意外と広い平地になっていて歩道もちゃんと整備されている
看板に表示されていたアバウトな地図と案内板を頼りにアイスケイブを目指します。道は整備されていて歩きやすいのですが、アイスケイブまでは結構な坂道!意外と距離もあります。
「ぜいぜい・・・はぁはぁ・・・」
うひーん、大変!途中にあるベンチで休み休み。
ふとひらけたところから下界が見下ろせました。
「うわー、高い!ハルシュタット湖が小さくみえるね」
そしてやっと、アイスケイブ入口に到着です。ツカレター。
ダッハシュタインアイスケイブ(大氷穴) Dachstein Ice cave
入口では係員がチケットを確認。自由に見学できる訳ではなく、ガイドさんが案内してくれるツアー形式になっています。とっても広いので迷ったら大変!だからでしょうね。入口には鉄の扉がついていてガイドさんがカギを開けて入ります。
それでは氷穴ツアーの始まりです!
▼薄暗い洞窟。足元は湿っていて滑りやすいので注意。ところどころに明かりがあります。
中はかなり涼しいです。というか、寒い!
ポイントポイントでガイドさんが説明をしてくれる。・・・けど英語なので半分以上解らず(^^;)
▼赤いジャケットを着ているのがガイドさん
最初は岩ばかりだったのですが、だんだんと壁が冷たい氷になってきました。これが”氷穴”たるゆえんです。
▼壁はすべて氷。
ところどころに階段もあります。滑りやすいので注意。手すりが氷のように冷たいので手袋が必要!・・・持ってなかったので大変でした。
突然、ひらけたところに出ました。かなり大きな空間です。
そして右手には巨大なアイスタワー!
▼左下に立つガイドさんと比較するとその大きさがわかる
まさに大自然の彫刻。
アイスケイブはおまけ程度に考えていて立ち寄ったのだけど、いやいや、これをメインにしてもいいくらい、感動的な氷穴探検ツアーでした。
第二区間へ
それでは再びロープウェーに乗ってさらに高い第二区間へまいりましょう。
▼わんこも乗っていました。
▼第二区間到着です。ロープウエーを降りると2100mの表示。
外に出ると、そこは雪景色。身長よりはるかに高く雪がつもり壁になっています。
そんな真っ白な雪の壁通路を目をちかちかさせながら進むと・・・
突然、目の前に広がる 絶 景
!!(≧■≦*)!!!(声にならない叫び)
す、すげえっす。遥か彼方まで連なる、ダッハシュタイン山群。っぱねぇっす。
でもしかし。驚くのはここではありません。この第二区間ではさらに驚くべきものがあるのです。
絶景を左に見ながら、さらに進みます。
ん?何かが見えてきました。
人が集まっています。なんだろう? 行ってみよう
な、なんだ、これは
( ̄■ ̄;;;)!!!
断崖絶壁に突き出る手を広げたような展望台、
その名は「ファイブフィンガー(5本指)」
眼下に広がるのはハルシュタット湖とオーバートラウンの街。
鉄柵はあれど・・・かなりドキドキ!
そして5本指にはそれぞれちょっとした趣向が凝らされています。
↓足元に穴があいているのとか。
↓穴から下を覗き込むテンションの高いおぢさん。
▼先端までおそるおそる・・・。
そんな絶景体験でした!
さぁ、そろそろ電車の時間が迫ってきたので山を降りましょう。
オーバートラウンの街まで帰りは歩いてみました。バスの時間が合わなかったのと、帰りは下り坂なのでなんとかなるでしょーということで。景色も良く気持のよいハイキング。1時間かからずに宿に到着。荷物をピックアップして駅に向かいます。
次はインスブルックへ。
Travel information
クリッペンシュタイン Krippenstein|オーストリア
アクセスの起点となるのはオーバートラウンという街だが、ハルシュタットからのバスもある。
ロープウェイは第三区間まであるが区間によってオープン時期が異なる。第一区間には「アイスケイブ(大氷穴)」「マンモス洞窟」という見所もある。人気の「ファイブフィンガー」は第二区間にあるのでここまででも充分。チケットは数種類あり、私たちは「第二区間まで往復+氷穴または洞窟のどちらかに入れる」というチケット(37ユーロ/当時) を買った。ロープウェイ往復だけなら30.90ユーロ(2018年時点)
オープン日時や料金の最新情報は公式サイトをご参照に。
公式サイトdachstein-salzkammergut.com/
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