
トルコのもっとも有名な都市「イスタンブール」の観光概要と、観光におすすめのホテルの選び方をご紹介します。イスタンブールは見どころも多くエリアも広いのでできれば3日は欲しいところですが、1~2日であればポイントを絞って回ることになります。
ちなみによく勘違いされるのですが、イスタンブールはトルコの首都ではありません。トルコの首都はアンカラです。
イスタンブールへのアクセス
イスタンブールへのアクセスはトルコ航空が日本からの直行便を運航しており、片道11~13時間ほどの距離。そのほか乗継便では中東系のエアラインが便数が多く便利です。エミレーツ航空やカタール航空など。安くいくなら中国系の航空会社となります。
日本からの便が(経由便含め)離着陸するイスタンブールの空港は2つあります。ひとつは町の北西部にある「イスタンブール国際空港(IST)」。もう一つは町の東方面、アジア側と言われる場所にある「サビハ・ギョクチェン国際空港(SAW)」です。成田空港と羽田空港みたいなものだとイメージしていただければいいですが、どちらも町からはまぁまぁ遠くバスで1時間ほどかかります。イスタンブール国際空港のほうは2018~2019年にかけて新たに開港した新空港で、それ以前は町にもっと近い場所に旧空港がありました。新空港になって遠くなったのは個人的には残念。


空港から町へのアクセスの良さを考えると、おすすめはイスタンブール国際空港のほうです。距離的には似たり寄ったりではありますが、サビハ・ギョクチェン国際空港のほうは、観光の中心部である旧市街や新市街へいくのにボスポラス海峡を渡らなければないのがネックだからです。
私はイスタンブール旧市街からサビハ・ギョクチェン空港に行くのにタクシーに乗ったら、タクシーごと渡し船(フェリー)に乗るというのを知らず、船待ちでえらいタイムロスになり飛行機に間に合わないかとひやひやしました(タクシーの運ちゃんが高速道路をありえない走り方で飛ばしてくれて間に合いましたが)。
あまりメジャーじゃないサビハ・ギョクチェン空港を選ぶ人はあまり多くはないと思いますが、私みたいに変な好奇心で「行ったことない空港のほうを使ってみたい!」という人もいるかもなので補足情報でした。
イスタンブールのエリア概要と歩き方
イスタンブールの街を歩くのに大前提として知っておきたいのは、ボスポラス海峡によって町が大きく3つのエリアに分かれている、ということです。下記マップにマーキングをしました。紫色のエリアが「新市街」、赤色のエリアが「旧市街」、緑のエリアが「アジア側」と言われるエリアです。
紫色のエリアが「新市街」と呼ばれるエリア。その中心は「タクシム」です。イスタンブール空港からのアクセスが良く、ホテルやお店も多く観光には便利な場所です。「新市街」という名のごとく近代モダンな街並みです。近代的な大型ホテルがあるのもこのあたり。


赤色のエリアが「旧市街」と呼ばれるエリア。有名な世界遺産のモスクや宮殿などはこのエリアに集中しています。歴史を感じる趣のある街並みでお店やレストランも多く立ち並び、街歩きが楽しいエリアです。この辺りにもホテルはあり、小~中規模の個性的な宿が多いです。


緑のエリアが「アジア側」と言われるエリア。新市街や旧市街ほどメジャーではないので、ここを訪問する旅行客は日程に余裕がある人がほとんど。もし時間があれば2020年ごろに新たにできた奇妙なタワー「Camlica Tower」(Anasayfa – Çamlıca Kulesi (camlicakule.istanbul))は行ってみよう。展望台やレストランが入っている。また港沿いにはショッピングモールやレストランがあり、中心部のほうへ行くと近代的な大きなビルが立ち並ぶ。


イスタンブールのホテルの選び方
どのエリアにあるホテルを選ぶかによって観光の利便や満足度が異なってくる。
新市街であれば空港からのアクセスが良いので到着してすぐチェックインしすぐに街歩きに出れるし、帰りの時もさっとバスやタクシーで空港に行けるのがメリット。近代的なホテルがたくさんあるので過不足はないが、旧市街と比べると趣が少し足りない。
旧市街で宿をとれば、趣のある街並みにどっぷりと漬かることができるので旅行の満足度は高くなるでしょう。こじんまりとしたユニークで魅力的な宿が多い。モスクや海を見渡せる絶景テラスを備えるホテルがなどもある。




イスタンブール旧市街でおすすめのホテル
旧市街で宿をとるならモスクやアヤソフィアが宿から一望できるホテルが絶対おすすめ。界隈には最上階やルーフトップに展望レストランやテラスを備えたホテルがいくつかあり、その中でも私が一押しのホテルは下記の3つです。イスタンブール中のホテルを端から端までサーチして見つけた、いずれも絶景確実で手ごろな価格のため満足度の高い滞在が期待できます。
*イメージ画像はホテル予約サイトAgodaにリンクしています。Booking.comのリンクボタンもつけておきました。筆者は最近はほぼこのどちらかで予約してます。トラブルになったことは今のとこありません。
①セブン ヒルズ ホテル Seven Hills Hotel
②アルマグランディ スピナ ホテル Armagrandi Spina Hotel
③セブン ドリームズ ホテル Seven Dreams Hotel
この3つのホテルはブルーモスク&アヤソフィアの南東側に隣接して並んであります。規模やお値段、サービス、部屋の内装などが異なるのでお好みのところを選んでください。
3つのうち真ん中にあるセブンドリームズの場所は下記のMAPを参考まで。
今回私が決めたお宿
新市街か旧市街か、、、さんざん迷って調べて考えた末に、私が決めたお宿は「Alpek Hotelアルペックホテル」です。旧市街側にありますが新市街にも近く、新市街とを結ぶガラタ橋近く「スィルケジ」地区にあるホテルです。滞在して思ったのは「これ以上パーフェクトな立地はない!」と。

Alpek Hotelアルペックホテル https://www.booking.com/hotel/tr/alpek.ja.html
空港からバスで新市街タクシムについた後、観光がてらに徒歩でてくてく散策し、ガラタ橋を渡り20分ほどでホテルに到着。新市街も旧市街も、そしてそれ自体が観光ポイントであるガラタ橋周辺も楽しめる立地。ホテルの周りもお店が沢山あり、何より目の前には立派なモスク「イェニ・ジャーミィ」がそびえるという趣もある。
しかもホテル最上階には絶景のパノラマビューレストランを備える。ホテル自体も雰囲気のあるクラシカルなつくり。総じて満足度の高いホテルでした。
ホテルレポートこちら→ イスタンブール「アルペックホテルAlpek Hotel」滞在レポート





まとめ
ということで、今回はイスタンブールを初めて訪問・計画する方向けの、最低限押さえておきたい観光基本情報でした。
自分が訪問する際に調べて、これは知っておくべきだなと思ったところをまとめました。
具体的な観光スポットは下記記事をご参照くださいね。
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