アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビを拠点とする「エティハド航空」のビジネスクラスを利用した、アブダビ経由イスタンブールまでの往復全4フライトの搭乗レポートです。
今回はマニラから乗りました。日本から乗るより格安だったためです。日本↔マニラは別途LCCで格安で移動しました。
中東系航空会社のビジネスクラスはサービスが良いと定評がありますが、エティハド航空も例にもれず。特に機内食や飲み物のバリエーションが充実しておりました。
フライトデータ
区間:マニラ⇄アブダビ⇄イスタンブール
搭乗時間:約9時間 + 4.5時間(片道・乗り継ぎ時間含まず)
機材:ボーイング787、ボーイング777、エアバス321neo
航空券価格:1,771.99USD/約280,000円※ホテル2泊付き(6万円相当)
*日本出発便だと70万円だった
購入先:エティハド航空公式サイト
エティハド航空フライト1: マニラ→アブダビEY421
このフライトはマニラから始まるが、東京→マニラはLCCエアアジア を利用して1万円ちょっとで格安に移動。マニラについてからはいったん入国し、ネイルサロンやSPAで時間を有効活用してから20時ごろに空港に戻りエティハド航空にチェックインしました。
ビジネスクラスなので並ぶこともなく専用カウンターでスイスイ。ラウンジPAGSSのインビテーションカード(利用券)を頂きました。アウェー空港なのでエティハド専用ラウンジがないため共用ラウンジです。
ラウンジでのんびり時間を過ごします。食事や飲み物も充実していて快適。そして搭乗です。
ビジネスクラス機内
フライトデータ
マニラ 23:00発~アブダビ 04:50着 9時間のフライト
機材:ボーイング787-10
座席:6A
今回の機材はボーイング787。比較的新しい機材です。窓側は2席が入れ子になった配列で、真ん中は2席が交互に並んでいます。
ビジネスクラスの座席とアメニティ
座席は窓側のA6を事前に指定。窓側は偶数席が席が窓に近く通路側にテーブルがあり、奇数席は窓側にテーブルがあるレイアウト。偶数席の方が個室感がありオススメ。
めっちゃ広々♪
アメニティはポーチの中にアイマスク、耳栓、歯ブラシ。それとは別に紙のケースの中にミスト、リップ、ボディローション。ビジネスクラスとしては最低限の内容という感じ。スリッパも配布されます。パジャマはなし。
ブランケットはアルマーニ。フルフラットにした時用の敷きパッドもあります。
テーブルは収納されており、引っ張り出します。厚みのある重厚なテーブルです。重い。前後にスライドさせて位置を調整できます。
エティハド航空の機内食や飲み物
搭乗するとすぐにウエルカムドリンクサービス。オレンジジュースを取りました。
その後オーダーを確認にきます。ますは離陸後に提供されるドリンクサービスの確認。あと機内食を食べるかいなか、何を注文するかの確認。夜行便なのでアラカルトメニューは朝食系メニューが中心。一眠りしてから食べるもよし、離陸後に飛行が安定してすぐ食べるもよし。
メニュー表は英語とアラビア語のみ。オンラインでいるうちに、Google翻訳アプリのカメラ読み取りで一瞬で翻訳して画面キャプチャを撮っておく。あとで楽。
そして離陸後、まずはドリンクサービス。カリッと香ばしくローストされたミックスナッツ付き。
オーダーしたのはオリジナルノンアルコールカクテル「バタフライエフェクト」
アジアでメジャーな紫色のバタフライピーティーをレモネードで割ってミントを添えたもの。美しい~♡そしておいしい♡
食事は後にしてもらい、先に軽くチーズコレクションをオーダー♪
3種類のチーズとドライフルーツ。私がチーズに目覚めたのはこれがきっかけだったりする。
そして一眠りした後は朝食メニューです。
ここではベーシックなチーズオムレツをオーダー。ハーブチキンソーセージ付き。飲み物はオレンジジュースと紅茶。
アブダビに到着してからは、エティハド航空のビジネスクラス専用ラウンジでのんびり過ごしました。このラウンジがとにかくすごい。でかい。充実。さすがエティハド航空の本拠地空港です。ラウンジレポートは別途「エティハド航空のビジネスクラス専用ラウンジ」にてご紹介しています。
エティハド航空のアブダビ空港ビジネスクラス専用ラウンジレポート
エティハド航空フライト2:アブダビ→マニラEY428
次は往路のアブダビ→マニラ便のご紹介です。
今回の機体はボーイング777。ボーイング787より古い機体でどことなくレトロです。座席はやはり窓際を選びました。ただ往路とは反対側にしてみました。
フライトデータ
アブダビ08:50発~マニラ22:00着
飛行時間:9時間10分
機材:ボーイング777-300ER
座席:10K
広々快適。古い機体とはいっても、パーソナルスペースは787より広く感じました。足を延ばしてのんびり♪そしてこの窓からの景色。贅沢な時間。
テーブルは倒して回転させる感じです。前後の調整も可能。
フルフラットにするとこんな感じ
消灯すると天井には星空。おやすみなさーい!
アメニティなどは往路と全く同じでした。モニターが一回り小さめ。あと、復路では本来なら有料で24.99US$ 約3700円のWiFiが、フルアクセスプロモコードが無料配布されました。
往路でも欲しかったな。。
ウエルカムドリンクはオリジナルのレモンミントジュースをいただきました。これまたおいしい。
エティハド航空:往路の機内食
往路はデイフライトなので、機内食メニューもがっつり系が準備されています。やはり夜間よりデイフライトのほうが楽しいですね。4フライトの中でこのフライトの機内食が一番おいしかった。
離陸後のドリンクサービスはアイスカフェラテをいただきました。ミックスナッツとゴディバのチョコレート付き。
前菜「にんじんとコリアンダーのスープ」
サラダとパン、フランス産のバター。
ドリンクは往路で気に入ったバタフライエフェクトを再び
次にメインは牛肉料理をオーダー。
「じっくり煮込んだ牛ショートリブ」
人参ピューレ、ローストセロリ、バルサミコソースのパールオニオン
これが!トロトロに煮込まれたお肉のおいしいこと!
機内でよくこのクオリティを作れるなぁと感心。
最後にデザート。
「マンゴーチーズケーキ」
ホワイトチョコレートとピスタチオ
これが一番感動。見た目のデザインの美しさ、ユニークさ、そしてもちろんおいしさも。
おなかいっぱいでデザート食べられないかも、なんて思っていたのに、紅茶まで頼んでぺろりと食べてしまった。
一眠りした後、暑かったのでハーゲンダッツアイスをいただく。
JALとかみたいにカップで出てくるのかなと思ったら、まさかまさかの♡
最後におまけのトイレ情報
エティハド航空フライト3:アブダビ→イスタンブールEY 541
次はアブダビ→イスタンブールまでの中距離国際線のご紹介です。機材はこの区間もボーイング787ですが、-9なので長距離戦の787-10とは少しだけ違う部分もありました(概ね同じですが)。
フライトデータ
アブダビ09:30発~イスタンブール13:20着
飛行時間:4時間50分
機材:ボーイング787-9
座席:8K
座席
このフライトでも窓側を選びました。8Kです。
座るとモニターに映る映像がイスタンブールバージョン。
長距離線ではあったアメニティポーチはなし。ブランケットも種類が異なりアルマーニではないですがもふもふで肌触りがいいものでした。
ウエルカムドリンクはシャンパンをいただきました。朝からシャンパン。朝シャン。
機内食
デイフライトでメニューはランチ系ラインナップ。メニューや飲み物の種類は長距離線より少なめ。
離陸後のドリンクサービスはアイスカフェモカ♪
ミックスナッツはローストされていませんでした。
まずは前菜「アラビックメゼ」
アラビアの温冷前菜の盛り合わせです。エティハドに乗ったらなアラビックメニューは一度は試したいですね。異国の味。丸いプラスチックケースに入っていたのはコショウと塩。これが、サラダにかけるとおいしい。ただの塩じゃないな。
メインは「チキンフォガ」
山盛りのピラフの上にチキンがドーンと乗ったボリューム満点の一皿。
デザートは「チョコレートキャラメルファッジ」バタースコッチソース・ヘーゼルナッツ
機内プログラム
映画も充実していましたが、最近機内で映画を見るのが好きじゃないのでずっとイージーリスニングを聞いていました。
ちなみにエコノミークラスの座席はこんな感じ
エティハド航空フライト4:イスタンブール→アブダビEY544
最後に、イスタンブールからアブダビの復路です。この区間は小型機のエアバス321で、ボーイングと比べてしまうと全体的にしょんぼりな感じでした。
フライトデータ
イスタンブール07:25→09:00発~アブダビ12:55→15:00着 ※2時間遅延
飛行時間:4時間30分
機材:Airbus A321neo
座席は最初はバルクヘッド席をとっていたのですが、まれにビジネスのバルクヘッドはいまいちなことがあるのであえて後ろの席に変更。しかしこれは失敗でした。前の席の圧迫感!モニターもない。
モニターがない代わりに機内プログラムはWiFiで自分のディバイスで見るという感じ。
機内食
メニューは朝食系ラインナップ。
「アラビア風エッグトマト」をオーダーしたら「ない」との回答。「アイスカフェラテ」も「この機材はエスプレッソマシンがない」
えーと。。
そこで「ブリオッシュフレンチトースト」をオーダー。
甘いものだらけみたいになっちゃった。
追加オーダーのコーヒー(こぼした)。おまけのトイレ。
アブダビ空港のエティハド航空ビジネスクラス専用カウンター
アブダビ空港にはエティハド航空のビジネス&ファーストクラス専用のカウンターがあります。
「そんなのどこの航空会社もあるよね」
と思ったら大間違い。それがこちら
このBのエリアすべてがエティハド航空のビジネス&ファーストクラス専用のカウンターなんです。このBエリアには入口も設けられており、特別感を演出しています。
さらにこのエリアには、オープンラウンジも併設されていて、フリードリンクコーナーまで用意さています。それどころか、専用の出国審査、専用のセキュリティチェックまで一貫してビジネス&ファーストクラスのゲストのみが利用でき、出発ゲートまでまったく待つことなくすすむことができちゃうんです。アンビリーバボ!
まとめ
中東系航空会社のブルジョワな世界を体験するいい機会でした。
今回のビジネスクラスは「マニラ発着」という裏技(?)でお安く手に入れたわけですが。
これはクセになりそう。
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