旅コラム

大人の一人旅は自分サイズの上質な旅にこだわる

ラパッロの宿
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世界中を旅して歩いた20年。
若い時はユースホステルに泊まり歩き
夜行列車を使えば宿代が浮くと喜び
移動はバスか電車のみでタクシーは贅沢。
食事はスーパーでお惣菜を買ったり、自炊したり。
お金をかけずに旅することが重要だった。
そしてとにかくたくさんの国、たくさんの街を訪れることを目的として
国から国へ、町から町へ移動することが楽しくて、一か所の滞在日数は短かった。

でも今、旅のスタイルは変わった。
きっかけは29歳の時、南フランス~イタリアンリヴィエラを旅したこと。
春から夏に変わる5月の暖かい陽気の中、南仏のゆったりした時間の中に数日間身を置いた。
この時期のヨーロッパには初めての訪問で、日が長く20時でも明るいことが驚きだった。
このたっぷりの時間を使い、
かわいらしい街をのんびり散歩し
紺碧の海を眺め
景色のいいレストランで食事をし
時にアートに触れて
雑貨や洋服の買い物も。

なんて、楽しいんだろうと。

南フランス エズ

南フランス エズ

それはつまり「観光旅行」だった。
そしてそれまでずっと肩ひじ張って旅をしていたことに気が付いた。
「一人旅は冒険でなくてはならない。観光なんてロマンがない」
と思っていた。
それはお金に余裕がないからだけじゃなくて、心に余裕がなかったからだ。

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この旅で泊まった居心地のよい邸宅風の宿が教えてくれた。
もっとリラックスしていいんだよと。
時間に追われず。
冒険にこだわらず。
今この瞬間だけをじっくりと味わう。

ラパッロの宿

ラパッロの宿

こんなに心身満たされた旅は初めてだった。
「自分にぴったり合う旅」というものがあることを知った旅だった。
豪華である必要はなく、無理に節約する必要もない。
邸宅風の宿は一泊60ユーロ。
お金をかけなくても上質な旅はできる。

大事なのは自分に合う旅を知り、丁寧に組み立てること。
行き先、滞在先、コース、滞在日数、旅の時期、
自分が心地いいと思う旅をつくろう。



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マダム いくら

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旅とWEBを愛する普通の会社員。旅歴約20年、世界40カ国100地域くらいを旅した。本業はWEBマスター。

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